'\" t .\" @(#)ktab.1 1.10 02/06/18 SMI; .\" Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. .\" Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc. Tous droits r?serv?s. .\" .TH ktab 1 "21 Oct 2002" .SH "名前" ktab \- Kerberos キーテーブルマネージャ .LP .BR ktab を使用すると、ユーザはローカルにあるキーテーブルに格納された プリンシパル名とサービスキーを管理できます。キータブ内のプリンシパル とキーペアは、ホスト上で動作しているサービスに、それら自身を Key Distribution Center (KDC) に認証させます。サーバが Kerberos を 使用できるように設定するには、その前にユーザはサーバが動作している ホスト上でキータブを設定する必要があります。ktab を使用してキータブ を変更しても、Kerberos データベースには影響しないことに注意してくださ い。キータブ内のキーを変更した場合、Kerberos データベース内の対応する 箇所も変更する必要があります。 .SH "形式" .B ktab [ .IR commands " ]" .SH "機能説明" .BR ktab は、キーテーブル内のプリンシパル名とキーペアを管理します。 .BR ktab を使用すると、ユーザはキーテーブル内のプリンシパル名とキーペアを 一覧表示、追加、更新、または削除できます。これらの操作はすべて、 Kerberos データベースには影響しません。 .LP .ft 3 .B キータブ .LP キータブとは、ホストが持つ自分自身のキーリストのコピーであり、ユーザ のパスワードと似ています。自分自身を Key Distribution Center (KDC) に認証させる必要があるアプリケーションサーバは、それ自身のプリンシパル とキーを含むキータブを持っている必要があります。ユーザが自分の パスワードを保護することが大切であるのと同様に、ホストは自分のキータブ を保護することが大切です。キータブファイルは常にローカルディスクに 格納して、root 以外のユーザが読めないように設定しておく必要があります。 キータブファイルは暗号化せずにネットワークへ送信しないでください。 .SH "コマンド" 使用方法: コマンド行オプションでは大文字と小文字は区別しません。 .LP .B ktab \-help .LP .B ktab \-l [\-k ] .LP .B ktab [\-a ] [\-k ] .LP .B ktab [\-d ] [\-k ] .LP .TP .BI \-l キータブ名とエントリを一覧表示します。 .TP .BI \-a エントリをキータブに追加します。Kerberos データベースは変更しません (コマンド行やスクリプトにパスワードを指定しないでください)。 .TP .BI \-d キータブからエントリを削除します。Kerberos データベースは変更しません。 .TP .BI \-k キータブ名と、接頭辞 FILE: で始まるパスを指定します。 .TP .BI \-help ヘルプを表示します。 .SH "使用例" デフォルトのキーテーブル内のエントリをすべて表示します。 .LP .ft 3 .nf ktab \-l .fi .ft 1 .LP 新しいプリンシパルをキーテーブルに追加します。パスワードの入力が求められます。 .LP .ft 3 .nf ktab \-a duke@java.sun.com .fi .ft 1 .LP キーテーブルからプリンシパルを削除します。 .LP .ft 3 .nf ktab \-d duke@java.sun.com .fi .ft 1 .LP .SH "セキュリティに関する警告" パスワードをコマンド行に指定しないでください。これはセキュリティホール になります。たとえば、UNIX の .BI ps コマンドの実行中に、攻撃者はパスワードを検出することができてしまいます。